2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

aMute/The Sea Horse Limbo(559)

Intr_Version ベルギーのStilllのオーナーである Jerome Deuson、彼によるaMuteのセカンドです。 「ドローンをバックにウワモノを重ねていく系」で、 最近紹介したLibrary Tapesなんかと同じ系統なんですが、 今作ではドラム、ボーカルまでもが入っている意…

Bert Jansch/The Black Swan(558)

SSW

Drag City ブリティッシュフォークロックの名ギタリスト、 PentangleでもおなじみのBert Janschの新作です。 60年代の時点で既に完成され円熟していた彼の演奏 ですが、現代でもその透明すぎるほど透明な音色と その儚いメロディラインは健在。 Chris Brokaw…

Annuals/Be He Me(557)

Ace Fu アメリカの19才、Adam BakerによるAnnuals のファースト。 ニューエイジによる最先端インディロックアルバムです。 フレイミングリップスのサイケ感にフリーフォークの 要素を付け加え、更にエモーショナルロックからの影響をも 感じさせる独特なサウ…

Dosh/The Lost Take(556)

Anticon Martin Doshの新譜です。 この人の操る音はとにかく巧み。 そして懐が深い、幅が広すぎる。 生ドラムと自身によるローズピアノ、そして様々な 音色を使用したプロダクション。 ロック〜ヒップホップ〜ジャズ〜ラウンジを通過して 辿りついたエレクト…

Xela/The Dead Sea(555)

Type Typeというレーベルはかなり好きなんですが、 このXelaはTypeのオーナーによるユニットで、 これが通産3枚目の作品になります。 オーナーがやるっていいですよね。 今作は自レーベルのカラーに合わせたのではないか と思ってしまう程、美エクスペリメン…

Tim Hecker/Harmony In Ultraviolet(554)

Kranky モントリオール出身のTim Hecker、6枚目。 今作はKrankyからのリリースになりました。 彼はFenneszなんかと同じで、リズムを一切使わず、 電子ドローンの上にノイズやサンプリングした音を 散りばめていく手法を使います。 天まで高く高く突き抜けて…

Library Tapes/Feeling For Something Lost(553)

Resonant スウェーデンのLibrary Tapes、セカンド。 ファーストを気に入って聴いていたので、 新作を楽しみにしていたアーティストです。 生ピアノと薄いノイズで展開される美ミニマルサウンド。 前作で感じたどんよりとした重さが無くなり、軽くなった 感じ…

Millimetrik/Deeper Transmissions(552)

Statikt Glider、Below The SeaのドラマーであるPascal Asselin ソロ2枚目。 彼の初期作品はダークアンビエンスな重厚世界が 広がっています。 徐々に広がるドローン。 派手さは全くないですが、1曲1曲の印象は全然違うん ですよね。 基本はドローンサウンド…

Michael Cashmore/Sleep England(551)

Durtro/Jnana Current93、Nature And Organisationのギタリストである Michael Cashmoreのファーストソロ。 格別の美しさをギター1本で表現するスタイル。 この美しさはNature and Organisationにも通じます。 非常にゆったりと楽曲は進んでいきますが、 今…

Freescha/Head Warlock Double Stare(550)

Attack 9 南カルフォル二アのNick HuntingtonとMichael McGroarty のユニット、Freeschaの4作目です。 これは個人的にかなり気に入っています。 Boards Of Canada的と言われていた前作までの 評価を全て覆せるような力作で、平均2分半の 曲を24曲収録してい…

Amusement Parks on Fire/Out of the Angeles(549)

V2 ここでも何度か取り上げているノッティンガムの 若きシューゲイザーバンド、Amusement Parks on Fire のセカンド。 シガーロスのスタジオで録音された本作は、 シンフォニックなポストロック的アプローチを 取り入れたことで曲がよりドラマティックに。 E…

Owen/At Home With Owen(548)

SSW

And Records The Promise Ring、Joan Of Arc、そしてAmerican Football でもおなじみのMike KinsellaによるOwenの4枚目。 エバーグリーンな唄とアコースティックギター。 全てを洗い流してくれるような清涼感があり、 聴き手は透明になってしまいそうです。 …

パセラ最強

なんとTrashcan Sinatrasがカラオケに!! 最新作からだけですが、なんと6曲も歌えます。 Got Carries Away It's A Miracle A Coda Leave Me Alone Weightlifting All The Dark Horses 私ははLeave Me Alone、Weightlifting、All The Dark Horses を歌いまし…

The Brother Kite/Waiting For The Time To Be Right(547)

Clairecords Clairecordsの新作を取り上げるのは結構久しぶり? ローズアイランドのシューゲイザーバンド、 The Brother Kiteのセカンド。 シューゲイザーミーツ60'sとでも言いましょうか。 The Jesus & Mary Chainの強烈なフィードバックノイズ をもっと丸…

Phelan Sheppard/Harps Old Master(546)

Leaf ロンドンのPhelan Sheppard、セカンド。 このユニットはState River Wideningの 2人がやっているもので、例えて言うならGAMとか うしろゆびさされ組みたいなもんでしょうか。 麗しのアコースティック、ストリングスサウンド。 リズムは打ち込みですが主…

Chris Herbert/Mezzotint(545)

Kranky 久しぶりにKrankyの作品から。 バーミンガムのChris Herbert、ファースト。 エクスペリメンタル〜ドローン系のアーティストですが、 曲の構成が面白いです。 5分〜1分半〜5分〜1分半、というように長〜短の楽曲を 交互に持ってきていて、非常に聴きや…