electronica

Lali Puna/Our Inventions

Morr Music 6年ぶりとなるLali Punaの4作目です。 今日もベタですいません。 個人的にはMorr Musicの音は腹一杯かなという気も するんですが、惰性で買ってしまいます。 今作も相変わらずMorr Musicのコンセプトからは全くブレのない音楽であり、 Morr Musi…

Digitonal/Save Your Light For Darker Days

Just Music 今一番ハマっている1枚です。 6年振りのリリースとなったDigitonalのセカンド。 ハープ・ストリングス・クラリネット等クラシカルな要素も いいんですが、普通のエレクトロニカな楽曲がとても素晴らしいです。 メロディアスで非常に耳に残ります…

Bitcrush/Shimmer And Fade

n5MD n5MDのレーベルオーナー、Mike CadooによるBitcrushのMP3のみで売られていた音源(となるとMP3専門レーベルen:peg Digitalからでしょう)がCD化された作品です。長い・・・。 1曲目から短尺のノイズトラックを炸裂させており、何がエレクトロニカ なの…

Minotaur Shock/Amateur Dramatics

Audio Dregs ブリストルのMinotaur Shockのサード。 この人のポップな面ってなんとなくゲーム音楽っぽい感じがしてしまいます。 高揚感のあるストリングスの使い方とか、ちょっと捻くれたメロディがなんとなく RPGの戦闘シーンを彷彿させるんですよね。 上記…

Melodium/Cerebro Spin

Audio Dregs フランスのLaurent GirardによるMelodiumの最新作です。 なんと13枚目とのこと。 久しぶりにフォークトロニカを聴いたなあと。 もう職人ですね。 哀愁のあるアコギの音色とMelodiumらしいビートトラックも健在。 安心感のある1枚です。 my space…

helios/caesura

TYPE 麗しのエレクトロニカを奏でるkeith kennig、待望のhelios名義 でのサード。 この人の作る曲は相変わらずいい曲過ぎます。 個人的にheliosの何が一番いいかというと、曲の表現力だと思うんですよね。 この人が楽譜をどう書いているのか分からないですが…

Park Avenue Music/To Take With You

Sugar Free Record カリフォルニアはサクラメント。 エレクトロシューゲイザーな男女(夫婦)デュオの2001年の名盤ファースト。 最近新譜出たらしいんですがそっちは未聴です。 アルバム1曲目から神掛かっているくらい素晴らしいです。 浮遊感たっぷりの女性…

The Abbasi Brothers/Something Like Nostalgia

ダイナモフォンの非常に素晴らしい新人の作品です。 Abbasi Brothersという兄弟デュオのファースト。 ウルリッヒシュナウスばりの美エレクトロニカ+シューゲイザーで、 哀愁漂う単音メロディ使いの巧さと、ビートの際立たせ方が○。 バックでは白昼夢的アンビ…

Lightsway/Summer Interlude CDr

Distant Noise イギリスのTim InghamによるLightswayのファーストCDR。 これはCDRながら非常に良く出来ています。 シューゲイズ〜アンビエンスのエッセンスを昇華したエレクトロニカ なんですが、清涼感が有り、天まで上るような気持ち良さを持ち合わせて い…

Near The Parenthesis/Of Soft Construction(690)

n5MD サンフランシスコのTimothy Arndtのソロユニット、Near The Parenthesisのセカンド。 1曲目から伸びまくる美シンセの音にメロメロになりました。 これは胸にキますね。 IDM的ビートと軽いアンビエンス感、そこに泣きメロですから 悪いわけ無いという感…

Principles Of Geometry/Lazare(682)

Tigersushi フランスのPrinciples Of Geometryのセカンド。 前作はBoards Of Canadaが引き合いにだされるような作風だったそうですが、 このセカンドはイケイケ(ラップとか入った)な楽曲と、アンビエンスな楽曲が織り交ざった 「エレクトロニカ的静と動」…

Valgeir Sigurdsson/Ekvilibrium(664)

Bedroom Community アイスランドのValgerir Sigurdssonのファースト。 この人はBedroom Communityのオーナーで、 Bjorkやmumのプロデューサーをしている人です。 「アイスランドの形式美」とでも言いたくなるような美しいエレクトロニカ サウンドで、アンビ…

Calika/Seedling Mother(661)

Audiobulb UKのSimon KealohaによるCalikaのセカンド。 繊細なIDM+生音。 この生音の部分はジャズやポストロック的な「叙情的」なもので、 そのダークな世界観にジワジワと聴き手は引きずり込まれるでしょう。 下で取り上げている2 Quarters Make Half A Smi…

Helios/Ayres(655)

Type 大好きなTypeからこれまた大好きなボストンのHeliosの新作が届きました。 淡いエフェクトにフォークトロニカという手法はそこまで前作と変わりませんが、 今回は完全に唄モノ作品になっており又も傑作です。 Typeにしては非常に分かりやすい作品で、誰…

People Press Play/People Press Play(644)

Morr Music デンマークのPeople Press Play、デビュー作です。 Morr Musicお得意のキュートでポップで少し切ないエレクトロポップ作ですね。 少しシューゲイズしているノイズの波が非常に気持ち良く、 切ないメロディと女性ボーカルの声質もマッチしています…

Bracken/We Know About The Need(597)

Anticon HoodのChris Adamsのソロ作品、Brackenのファーストです。 リリースはAnticonから。 根本にあるのはHOODの音そのものですね。 こっちの方が若干エクスペリメンタルかな。 しかし、これだけエクスペリメンタルな音にメロディアスな 唄を乗せられるの…

Sally Shapiro/Disco Romance(595)

Diskokaine オーストリアのディスコレーベルその名も「ディスコケイン」w このレーベルから超エレディスコなSally Shapiroのアルバムがリリース されました。 自分でも何で買ってしまったのかよく分かりませんが、 ジャケとディスコの文句に負けました。 内…

A Lily/Wake:sleep(594)

Dynamophone RecordsUKのポストロックバンドYndi Halda(秋ごろにファーストが出てます) のギタリスト、James VellaによるA Lilyのファースト。 このA Lilyはポストロック+エレクトロニカな内容で、 生音と電子音の鬩ぎ合いが非常に素晴らしい作品に仕上が…

amorph/Empathie(591)

Heldernacht またもCD-Rもので、ブリュッセルのamorphの 作品。 小刻みなリズムトラックと空間を生かしたシンセ。 「エレクトロニカを聴いてるなあ」という感じが 凄くする作品です。 ホント純粋なエレクトロニカ。 Ochre、Tim Kochの持つ美意識、レーベルだ…

Childs/Yui(588)

Static. 非常にレベルの高いメキシコの新人2人組、 Childsのデビュー作。 Heliosのセカンドと同じくらいのインパクトを もった本作。 泣けるインストと、マニア心をくすぶるヴォイス サンプリングには誰しも驚くのではないでしょうか。 特に、この⑨⑩のボイス…

French Teen Idol/French Teen Idol(584)

self release ローマのFrench Teen Idol、ファーストです。 なかなか凄い名前ですよね。 室内楽的エレクトロニカというような感じで、 Ocreとかああいうのをもうちょっとポストロック っぽくした感じでしょうか。 ボイスサンプリングは非常に映画的で、 スト…

Dosh/The Lost Take(556)

Anticon Martin Doshの新譜です。 この人の操る音はとにかく巧み。 そして懐が深い、幅が広すぎる。 生ドラムと自身によるローズピアノ、そして様々な 音色を使用したプロダクション。 ロック〜ヒップホップ〜ジャズ〜ラウンジを通過して 辿りついたエレクト…

Freescha/Head Warlock Double Stare(550)

Attack 9 南カルフォル二アのNick HuntingtonとMichael McGroarty のユニット、Freeschaの4作目です。 これは個人的にかなり気に入っています。 Boards Of Canada的と言われていた前作までの 評価を全て覆せるような力作で、平均2分半の 曲を24曲収録してい…

Bonobo/Days To Come(539)

Ninja Tune Bonoboのサードです。 今作では先行シングルでもフューチャーしていた、 ジプシー育ちの女性Bajkaをボーカルとして起用しています。 ブレイクビーツの上を歩く美しい生音の旋律。 ストリングス、ホーンセクション等の多彩な 音色を使い、全てにお…

DoF/Sun, Strength, And Shield(519)

Abandon Building ペンシルヴァニアのDoF、サードです。 DoFはやっぱり凄い。 今作も間違いなく傑作。 「フォークトロニカでお薦めは?」と聞かれたら (勿論聞かれたことないけど)、間違いなく 「DoF!」と答えてしまうくらい好きなんですが、 今回もアコ…

Millue/Aurora Borealis(504)

U-cover 最近正式デビューしたアメリカのMillueによる U-cover時代の2005年限定作品です。 U-coverというレーベルは「進化したエレクトロニカ 作品」のリリースをもっとも得意としているレーベル だという認識を持っています。 この作品はエレクトロニカ+ド…

Flim/Given You Nothing(494)

Tomlab ドイツのFlimによる2002年の作品。 生楽器と電子音を融合させたエレクトロニカサウンド なんですが、非常に柔らかく温もりを感じる音 に仕上がっています。 反響する電子音に、木琴やピアノが絡む。 緩やかに流れる時間。 ピアノの美しさが特筆なのと…

Ochre/Lemodie(491)

Benbecula イギリスののChris LearyによるOchre、セカンド。 なんとも表情豊かな楽曲の数々。 1曲目のアンビエンスからオーケストラルなストリングス、 そしてリズムトラックが入りエレクトロニカになる というプログレッシブな構成に唸りました。 温もりだ…

James Figurine/Mistake Mistake Mistake Mistake(477)

Monika Postal Service、FigurineのJimmy Tamborelloによる ソロプロジェクトJames Figurineのファースト。 I'm Not A GunのJohn Tejada協力の下、Kings Of ConvinienceのErlend Oyeや、Rilo KileyのJenny Lewisが ヴォーカルで参加しているという豪華な内容…

Isan/Plans Drawn In Pencil(469)

Morr Music イギリスのIsanの新作です。 王道で非常に巧いエレクトロニカ作品。 何かが飛びぬけているというわけではないのですが、 この全体的に温かみのあるサウンド作りは秀逸です。 Isanの作り出す電子音は陽だまりの中で聴くのが 非常に似合うなと感じ…