Dosh/The Lost Take(556)

Anticon


Martin Doshの新譜です。


この人の操る音はとにかく巧み。
そして懐が深い、幅が広すぎる。


生ドラムと自身によるローズピアノ、そして様々な
音色を使用したプロダクション。
ロック〜ヒップホップ〜ジャズ〜ラウンジを通過して
辿りついたエレクトロニカ


メロディはどこまでも甘く、トラックはグルーヴィー。
生音の使用が多いため、非常に温もりが感じられるサウンド
に仕上がっています。
子供の声や、奥さんのヴォーカルをフューチャーしている
のも、温もり感を伝える一躍を担っていますね。


全ての曲から多彩なジャンルのフレーバーが感じられ
ますが、最後に聞き終わると「ああ、やっぱDoshの音だ」と
納得が出来るところが凄いです。


Merck、Melodic等の良作エレクトロニカレーベルが
好きな方は断然お薦めな作品。