experimental

Sima Kim/faded

韓国のアーティストSima Kimの最新作がunknown tone recordsからリリースされました。 彼は我々Yucoの大盟友で、スプリット (http://simakim.bandcamp.com/album/sima-kim-yuco-split)を共作したり、ライブで競演したり、色んなレーベルでかぶってたりと、…

Celer/Pockets Of Wheat

Soundscaping カリフォルニアのデュオCelerの2010年の作品。美しさと儚さを併せ持ったアンビエントドローン。クラシカルな楽器、フィールド音とまあ定番と言えば定番かも知れませんが、初夏に合う1枚だと思います。

Maps & Atlases/Perch Patchwork

Barsukシカゴのエクスペリメンタルポップバンドのファースト。 フリーフォーク〜マス等のエクスペリメンタル要素を前面に出した ポップな1枚です。 結構しつこい感じがあり好き嫌いは分かれそう。 捻くれ具合は○ですが、個人的にはそこまで印象に残る曲は無…

Bersarin Quartett/Bersarin Quartett

LidarドイツのThomas BuckerによるBersarin Quartettの2008年のファースト。今回購入したのは今年の再発品。 これは文句なく素晴らしい、エクスペリメンタルミュージックの多様な要素(アンビエント・ドローン・ノイズ)をクラシカルと融合させており、見事…

Yuco/February

私事で恐縮ですが、自分の新譜が出たので紹介させて下さい。 東京の男性2人組みYucoのファーストシングル。 レーベルはイスラエルのEnT-T。 プロデュースはLior Suliman。 多分イスラエルからリリースするのは日本人初?だと思われます。 このYucoというバン…

Library Tapes/A Summer Beneath The Trees

あけましておめでとうございます。 今年もどうか宜しく御願い致します。 正月とは全く関係無いですが、 スウェーデンのDavid WenngrenによるLibrary Tapesの 4枚目のアルバムを紹介します。 先日来日もしており、行く気満々だったんですが、 仕事で行けず悔…

Three Second Kiss/Long Distance

Africantape イタリアのマスロックバンド、Three Second Kissの4作目。 毎度お馴染みSteve Albiniプロデュース、Bob Westonマスタリングの強力マスロック。 捻りに捻った展開と硬質なジャキジャキギターが最高にかっこいいです。 ボーカルもいい感じ。 頭の…

The Declining Winter/Goodbye Minnesota

Rusted Rail Hood のリチャードのソロプロジェクト、The Declining Winter。 アンビエンスなトラックに爪弾くギターの音が非常に心地よい作品です。 多分誰も同意しないでしょうが、feltのような世界観を感じるんですよねえ。 ボーカルとかギターの使い方と…

Islaja/Blaze Mountain Recordings(692)

Ecstatic Peace! フィンランドのIslajaの自主制作CD-R作品の再発。 そんなもん再発っていうのか分かんないですけど・・・。 所謂フリーフォークなんですか、とにかく怖い! もの凄くおどろおどろしいです。 Eau Claireのような女性サイケ作品をに怖さを増幅…

Jasper TX/In A Cool Monsoon(691)

Pumpkin Seeds In The Sand 以前にも紹介したことがあるスウェーデンのJasper TXのサード。 (http://d.hatena.ne.jp/hiyazaki/20060221) 前作はエクスペリメンタル〜アンビエンスな方向性でしたが、 今作はそういうのもありつつポストロックっぽい音もありつ…

Fuck Buttons/Street Horrrsing(683)

ATP Recordings ブリストルのFuck Buttonsのデビュー作。 ShellacのBob Westonがプロデュースし、MogwaiのJohn Cummingsが 参加しているというそれだけでも凄い作品です。 音はかなり凶悪で、リズミカルなビートにドローン、ノイズが ガンガン乗っかるスタイ…

School Of Language/Sea From Shore(681)

Thrill Jockey Field MusicのDavid Brewisによるソロ、School Of Language。 この作品も昨日と同様一筋縄ではいきません。 難解なアレンジの連続なのに至ってポップ。 XTCをもっとカオスにした感じとでも言いましょうか。 これだけ混沌とした音を出しながら…

Panther/14 KT. God(680)

Kill Rock Stars ポートランドのPlanet Theのフロントマン、チャーリー・サラス・フマラ によるユニットがこのPanther。 セカンド。 今作からは 元 31Knots のジョー・ケリーをドラマーに迎え、 デュオ編成となったようです。 音はロック、ファンク、フュー…

Akron / Family /Love Is Simple(660)

Young God Akron / Familyの新作です。 フォークを主体に、様々な要素をごちゃ混ぜにしたその独特な 音世界は相変わらず凄いです。 民族的だったり、セッションの中で作り出されたような音だったり、 もうカオスそのものなんですが、楽曲は至ってポップなん…

Colleen/Les Ondes Silencieuses(643)

Leaf 何度か紹介しているフランスのColleen、サードが出ました。 今作はクラシックでシックなミニマルインストになってますね。 重めの弦楽器アンサンブルと、落ち着いた感じのギター・クラリネット によるアンサンブルが対照的です。 ジャケット素晴らしい。

Bexer Bexar/Haralambos(625)

Western Vinyl 最近ルクセンブルクのOwnからセカンドがCDでリリースされた Bexer Bexarのデビュー作を紹介します。 美しいギターリフレインと、エレクトロニクスを融合した 郷愁サウンド。 Fennesz的な美エクスペリメンタルを展開するこの作品は、 夏の終わ…

Avey Tare & Kria Brekkan/Pullhair Rubeye(623)

Paw Tracks Animal CollectiveのAvey TareことNoah Lennoxのソロ作。 元MumのKria BrekkanことKristin(嫁)がボーカルでコラボしています。 言で言えば案の定というかやはりというか「フリーフォーク」なんですが、 この作品にはビートルズのリボルバーのよ…

Eluvium/Copia(611)

Temporary Residence エクスペリメンタル系の中で一番好きなアーティストは この人です。 Eluviumの最新作(4枚目)。 確か前作が出た時も風邪を引いていたような・・・。 今作はよりメロディアスになってますね。 どんどん聴きやすくなってます。 まるでク…

The Earlies/Enemy Chorus(609)

Secretly Canadian マンチェスターのThe Earlies、セカンドです。 耳馴染みの良いメロディはしっかりありながらも 演奏はプログレッシブに構成されており、 彼らの 音楽化としてのセンスが爆裂している作品です。 美しいコーラスワークとサイケデリアは リッ…

State River Widening/Cottonhead(605)

Vertical Form ポストロックとエレクトロニカを自由自在に行き来する サウンドが持ち味のState River Widening(ロンドン)、 サード。 DoFのようなフォークトロニカ的な面も感じさせる 清涼感いっぱいの1枚。 本当に気持ちいいですね。 生音がオーガニック…

Nine Horses/Money For All(602)

Samaddhisound David SylvianによるNine Horses新作ミニアルバム。 今作は新曲が2曲だけで、ヴァージョン違いやリミックス で構成されているのですが、ファンには満足いく出来栄え だと思います。 大人なクラブミュージックとでもいいましょうか。 まあデビ…

Berg Sans Nipple/Along The Quai(598)

Team Love パリのBerg Sans Nippleのセカンド。 生音と電子音を織り交ぜたインストです。 生ドラムの曲はポストロックのようなアプローチ に聴こえたり、打ち込みのリズムを取り入れた曲は エレクトロニカなアプローチに聴こえたりと非常に多面的。 唄もいい…

The Green Kingdom/Meadowview(590)

Heldernacht 新年一発目はCD-Rリリースもの。 デトロイトのGreen Kingdomによるエクスペリメンタル な作品です。 全体的に爽やか。 流れ的にはBen Vidaのようなギターワークに、 Brian McBrideのようなドローンとかフィールド レコーディングを交えたような…

Greg Haines/Slumber Tides(585)

Miasmah イギリスのGreg Hainesのファーストです。 なんと18才とのこと。 Johann Johannssonばりのクラシックサウンドで、 非常に完成度の高い長尺トラックを聴かせてくれます。 素晴らしい才能と作曲能力! ストリングス一音とっても印象的で、そこにドロー…

Yppah/You Are Beautiful At All Time(576)

Ninja Tune テキサスのJoe CorralesによるYppahのデビュー作です。 ヒップホップのビートでポストロックをやっている んですが、これが馬鹿みたいにかっこいい。 ワルシャワレビューではマイブラとヒップホップ を同時に聴いて育った・・・なんて書いてあっ…

Swan Lake/Beast Moans(574)

Jagjaguwar Jagjaguwarらしいおもしろいバンドがデビューしました。 サイケ・エクスペリメンタルなSwan Lakeのファースト。 アコースティックな中にスペイシーなオルガンが ビュンビュン入ってくるようなイメージ。 曲も普通じゃなくて、オブモントリオール…

My Latest Novel/Wolves(568)

The Workers Institute スコットランド、Wolvesのデビュー作です。 ポストロックバンドという触れ込みだったので そういう先入観を持って聴いたのですが、 どちらかと言うとフリーフォーク/エクスペリメン タルポップという感じの音でした。 子供コーラス、…

Johann Johannsson/IBM 1401, A User's Manual(567)

4AD 前作が非常に素晴らしかったアイルランドの Johann Johannssonの4作目です。 ダンサーの公演用に作ったというだけあって、 その内容は正に物語的。 静と動がはっきりとした壮大なクラシックサウンドです。 音響技術(まあエフェクトですが)の使用や、 …

Women And Children/Paralyzed Dance, Tonight(564)

Narnack かなり楽しみにしていた新作です。 ファーストが傑作だったWomen And Children、待望の セカンド。 かなり印象変わりましたね。 CoastalとかArgentineのようなサイケ・スロウ な印象を持っていたんですが、今作ではもっと ルーツミュージックに近づ…

Goldmund/Corduroy Road(563)

Type またまたTypeから。 Helios名義での傑作アルバムも記憶に新しい、 Keith KenniffによるGoldmundの作品です。 全編ピアノ、一部アコギによるインストなんですが、 音の粒が非常に丸くて優しいのが印象的。 多分マイクの立て方と、録音機材によるものなん…