experimental

The Octopus Project + Black Moth Super Rainbow/The House Of Apples & Eyeballs(562)

Graveface Black Moth Super RainbowとOctopus Projectの コラボアルバムです。 縦横無尽に飛び交うアナログシンセ、 歪み、得意のヴォコーダーを通したボーカル、電子音、 これらはBlack Moth Super Rainbowの特色ですね。 そして歪みギターとテンポのいい…

Jan Jelinek/Tierbeobachtungen(560)

Scape ベルリンのJan Jelinekによる約1年ぶりの4作目。 今作もミニマルアンビエントな流れは同じですが、 よりシンプルな音世界が構築されており、 ノンビートの中で揺れ続けるドローン、ノイズが 眠りの世界へ誘います。 全6曲、全て違うアプローチがされて…

aMute/The Sea Horse Limbo(559)

Intr_Version ベルギーのStilllのオーナーである Jerome Deuson、彼によるaMuteのセカンドです。 「ドローンをバックにウワモノを重ねていく系」で、 最近紹介したLibrary Tapesなんかと同じ系統なんですが、 今作ではドラム、ボーカルまでもが入っている意…

Xela/The Dead Sea(555)

Type Typeというレーベルはかなり好きなんですが、 このXelaはTypeのオーナーによるユニットで、 これが通産3枚目の作品になります。 オーナーがやるっていいですよね。 今作は自レーベルのカラーに合わせたのではないか と思ってしまう程、美エクスペリメン…

Tim Hecker/Harmony In Ultraviolet(554)

Kranky モントリオール出身のTim Hecker、6枚目。 今作はKrankyからのリリースになりました。 彼はFenneszなんかと同じで、リズムを一切使わず、 電子ドローンの上にノイズやサンプリングした音を 散りばめていく手法を使います。 天まで高く高く突き抜けて…

Library Tapes/Feeling For Something Lost(553)

Resonant スウェーデンのLibrary Tapes、セカンド。 ファーストを気に入って聴いていたので、 新作を楽しみにしていたアーティストです。 生ピアノと薄いノイズで展開される美ミニマルサウンド。 前作で感じたどんよりとした重さが無くなり、軽くなった 感じ…

Millimetrik/Deeper Transmissions(552)

Statikt Glider、Below The SeaのドラマーであるPascal Asselin ソロ2枚目。 彼の初期作品はダークアンビエンスな重厚世界が 広がっています。 徐々に広がるドローン。 派手さは全くないですが、1曲1曲の印象は全然違うん ですよね。 基本はドローンサウンド…

Michael Cashmore/Sleep England(551)

Durtro/Jnana Current93、Nature And Organisationのギタリストである Michael Cashmoreのファーストソロ。 格別の美しさをギター1本で表現するスタイル。 この美しさはNature and Organisationにも通じます。 非常にゆったりと楽曲は進んでいきますが、 今…

Chris Herbert/Mezzotint(545)

Kranky 久しぶりにKrankyの作品から。 バーミンガムのChris Herbert、ファースト。 エクスペリメンタル〜ドローン系のアーティストですが、 曲の構成が面白いです。 5分〜1分半〜5分〜1分半、というように長〜短の楽曲を 交互に持ってきていて、非常に聴きや…

Grizzly Bear/Yellow House(542)

Warp ボストン出身のEdward DrosteによるGrizzly Bear、 Warpからの最新作です。 所謂フリーフォーク系のアーティストで、 Animal Collectiveなんかが一番引き合いに 出されるのですが、今作は非常に凝ってるなと いう印象ですね。 アコギを全体の中心にドッ…

Coughs/Secret Passage(541)

Load Records シカゴのCoughs、多分ファーストだと思います。 非常にジャンクでやりたい放題なバンドです。 バキバキに叩かれるドラムと金属的なパーカッション (何を叩いているのだろうか・・・)。 リフはうねりを上げ、ボーカルは叫び続けます。 このバ…

Dani Siciliano/Slappers(535)

!K7 Herbertの嫁、Dani Sicilianoのセカンド。 今作も旦那であるHerbertがプロデュースでしているん ですが、音はもうHerbert色全快ですよ。 飛びまくる電子音と、多種多彩な音楽的要素を詰め込んだ エクスペリメンタルポップ。 彼女の唄もかなりうまいです…

Akron/Family/Meek Warrior(530)

Yacca Akron/Familyの日本限定盤作品。 今作はMeek Warrior epにAngels of Lightとのスプリット 作品の曲を収録したものです。 正にジャケットが示す通りの宇宙的アルバムで、 もう何でもあり。 全てがごった返すジャンクサウンドを展開しています。 近いと…

July Skies/Dreaming Of Spires(527)

Rocket Girl 最近新譜も出たようなのですが、持っていないので 旧譜を。 バーミンガムのJuly Skiesのデビュー作。 ディレイとリバーブによる深い深いギターインスト。 4AD的耽美からシューゲイザー、アンビエントの 影響を感じさせるその幽玄的世界観は見事…

Eluvium/When I Live By The Garden And The Sea(515)

Temporary Residence 大好きなEluviumの新作epです。 風邪を引いた時にEluviumを聴いていたら、 更に体調が悪化してしまったことがあります。 それぐらい頭をボーっとさせてくれるサウンドが持ち味です。 今回もそのアンビエンスは健在。 Eluviumのサウンド…

Paik/The Orson Fader(497)

Clairecords ミシガンの3ピースポストロックバンドPaik。 激重なヘビーギターサウンドを中心にしたインスト。 緩やかなリズムの中で渦巻くノイズ、とリフには非常に パワーがあり、巨大な渦に吸い込まれてしまうような 感覚に陥ります。 アンビエンスドロー…

Kayo Dot/Dowsing Anemone with Copper Tongue(495)

Robotic Empire ボストンの8人組、アヴァンプログレハードコアバンド Kayo Dot。 実に凄まじく、そして自由奔放な演奏。 1曲目はプログレ特有の曲構成の中で飛び回る激重ハード コアサウンド。スクリーモが尾を引きまくる。 2曲目はスロウ。 壮大な曲だけで…

Dif Juz/Soundpool(493)

4AD 4ADの最古参バンドと言っても過言ではない、 Dif Juzの1980年代初頭にリリースされた12インチ をコンパイルしたアルバム。 インストバンドなんですが、今改めて聴いてみたら ポストロック以外の何物でもないんですよねえ。 25年前から先取りしていたなん…

One Second Bridge/One Second Bridge(488)

Buro バルセロナのOne Second Bridge、ファースト。 スロウダイブ寄りのネオシューゲイズサウンドで、 呟くような男性ボーカルと広がりのある空間系エフェクター で作られたギターサウンドが中心となっています。 リズムは打ち込み。 哀愁漂うメロディとサイ…

Metallic Falcons/Desert Doughnuts(487)

Voodoo Eros Sierra CasadyとMatteah BaimによるMetallic Falcons の作品です。 フランスのColleenをもっとサイケデリックにした ような感じとでもいいましょうか。 まどろむエクスペリメンタルトラック。 ちりちりノイズに哀愁的なメロディ。 緩い演奏スタ…

Marsen Jules/Les Fleurs(483)

City Centre Offices ドルトムントのMarsen Julesのセカンド。 生音アンビエントなんですが、これは相当素晴らしい 出来です。 非常に奥行きのあるアコギ+ディレイにハープが断片的に 入るあまりにも美しいla digitale pourpreをはじめ、 根本的に曲がいいで…

Brightblack Morning Light/Brightblack Morning Light(481)

Matador カリフォルニアのデュオBrightblack Morning Light 新作。 この人たちはなかなかかっこいい音を出していますよ。 音数は少ないのですが、指引きかと思われるスライド ギターに、糸を引くような囁きボーカル、 それらを覆うサイケデリックな霧。 フリ…

Amps For Christ/Every Eleven Seconds(472)

5 Rue Christine 元Man Is The BastardのRanger Barnesによる、 南カルフォルニアのAmps For Christの9作目。 この人は自作楽器によるなんとも味のあるノイズと、 フォークトラッドに電子音楽を得意としているという 変な人なんですが、今作も相変わらず凄ま…

Peeping Tom/Peeping Tom(471)

Ipecac 元Faith No MoreのMike PattonによるPeeping Tomの ファースト。 この作品は色んな人とコラボしてるだけあって、 非常に多彩です。 Jel、Odd Nosdam、Massive Attack、Doseone、 Bebel Gilberto、そしてNorah Jones・・・ 意味が分からないですよね。…

Machinefabriek/Marijn(470)

Lampse オランダのMachinefabriekのファースト。 エクスペリメンタル〜アンビエント系のアーティストで、 Lampseらしい作品です。 軽めのノイズにダウンストロークが非常に印象的な アコースティックギター、そして静かなピアノ。 怖い感じが漂うCurbのよう…

Herbert/Scale(466)

!K7 Matthew HerbertによるHerbertの久々の新譜です。 奇才と呼ばれる彼ですが、今作も非常にユニークな アプローチの楽曲ばかり。 ソウルミュージックや60's、ジャズが彼のフィルター を通るとこうなってしまうのか!と驚いてしまいました。 カレイドスコー…

Black Moth Super Rainbow/Lost, Picking Flowers In The Woods(445)

Graveface 去年LPでリリースされていたBlack Moth Super Rainbow のサードがCDでも発売されました。 前作も傑作だったのですが、今回もすさまじいです。 乱舞するアナログシンセとサイケな歪み、メロディは どこまでも耳障りがよく、ヴォコーダーを通したボ…

Pillow/Flowing Seasons(443)

2nd Rec Giardini di Miroキーボーディストのソロ作品です。 フリーフォーク〜エレクトロニカを要素に持った、 ひんやりとした美しい世界観が展開されるエクスペリメン タル作品。 ボーカルを楽器の一部のように入れているアレンジも いい感じです。 個人的…

Colleen/Mort Aux Vaches(432)

Staalplaat 前作も非常に好盤であったフランスの女性アーティスト Colleenの新作は、Staalplaatのライヴレコーディング シリーズです。 今作も独特な物憂げワールド全快! ミニマルであまりにも美しいその世界観に陶酔して しまいます。 これを聴くと次の日…

oneida /The Wedding

Jagjaguwar ニューヨークの3人組Oneidaの6枚目。 ポストパンク的な楽曲がJagjaguwar的エクスペリメンタル で覆われたらこんな感じの音になりました、というような 作品です。 軽いドローンやインド音楽的なアプローチなどサイケ デリック的アプローチながら…