Brian Wilson/That Lucky Old Sun

Capitol


ビーチボーイズのブライアンウィルソンによる新作。
古巣Capitolからのリリースです。


この作品はブライアンウィルソンの初ソロと同じくらい素晴らしいです。
いや、初ソロはリアルタイムで聴けていないので、リアルタイムで聴けている
この「That Lucky Old Sun」の方が感動具合では上ですね。


もう66歳で、音楽作成意欲の減退や才能の枯渇があったって全然普通だし、
作る物なんか無くても当然なんですが、このじいさんはここまでのメロディ
をまだ書くのかよ・・・という感じでホント尊敬する以外ないです。


タイトルのThat Lucky Old Sunは40'Sのジャズスタンダードで、
盟友ヴァンダイクパークスに全体のテーマを決定づける4つの詩を発注。
(コンセプトアルバムを作るってのがこの作品の本気度ですよね)
その他の歌詞はブライアンの片腕とも言えるスコットベネットと一緒に
書いていたそうです。




長い長い鬱時代。
自分自身が一番ボロボロでありながらも弟達に先立たれた辛さ。



Southern California

I had this dream
Singing with my brothers
In harmony, supporting each other


過去を回顧しながらも前を向く66歳。
人生組曲