Felt/Poem Of The River(666)

Creation


ベタ(これがベタなのかは謎過ぎるが)シリーズ第2弾は、
我が麗しのバンド「フェルト」の1987年の7作目。
私が初めてフェルトの音を聴いたアルバムです。
プロデュースはメイヨトンプソン(Red Crayola)。


繊細なツインギターを中心とした初期サウンド(ファーストの
名曲Evergreen Dazedなんかは初期を象徴とする暗く美しい作品です)
も大好きだし、ロビンガスリー(コクトーツインズ)がプロデュース
している「ミーツ4AD」な傑作の多い中期も好きなんですが、
このたった6曲しか入っていない落ち着いた感じの7枚目が
一番しっくり来るんですよね。


その落ち着いた感じとは何なのか。
やはりローレンスがギターを弾くのを辞めて、制作的な
部分に特化したからなんでしょうかね。
唄も今までとは若干違うし。


触れたら壊れてしまうような美意識を兼ね備えたバンドですが、
今作はその美意識がもっとも高い気がします。
そこが一番惹かれる魅力かな。
マルコのギターとマーティンダフィー(現プライマルスクリーム)の
織り成すサウンドも最高です。短い曲も長い曲も。


しかし、このローレンスの歌声というかメロディというか、ホントにハンパ
ないですよね。
良くヴォーカルをやろうと思ったなあ。


Felt/Stained-Glass Windows In The Sky