Roger Nichols & The Small Circle Of Friends/Roger Nichols & The Small Circle Of Friends(665)

A&M


ロジャー・ニコルズ、マレイ・マクリオード、メリンダ・マクリオード等による1968年の最初で
最後の作品。(ごめんなさい、復活作出てますね)
この作品は今やソフトロックの定番となっていますが、日本に於いては大滝詠一細野晴臣
山下達郎小西康陽的な時代の流れで都度取り上げられてきている作品ですね。
と考えると、このアルバムも1987年に再発されてから20年経つので、そろそろ新しい世代の
誰かがこのアルバムに影響を受けた作品をリリースしてもおかしくない頃だと思います。
(*最近の日本では音楽マニアなミュージシャンっているんでしょうか?)


私は高校生の頃にアナログ(再発ですが)を手に入れて狂気乱舞したのですが、
いざ聴いてみたらそんなに強烈な印象はなかった気がします。
しかし、ある程度音楽の録音方法とか楽器の使い方なんかが分かってくると
この作品の凄さとか良さが分かってくるので、やはり玄人好みな作品だと思いますね。


この作品の特徴は半分オリジナル、半分カバーという構成になっていることです。
それも取り上げてるいるカバーがバカラックやゴフィン&キング、ビートルズ
ラヴィンスプーンフルという王道を選曲しており、ニコルズは自分の楽曲が
これら名曲に何ら引けをとらない自信があるからこそこういう構成にしたのでは
ないかと想像してしまいます。


私が好きな曲はDon't Take Your TimeとDon't Go Breaking My Heartかな。
ベタですが。


Roger Nichols & The Small Circle Of Friends/Don't Take Your Timeやっぱいい曲ですよねえ。